もしあなたが私と同じように、もっとたくさんのことをこなしたいと考えているなら、
よくある方法として、年始にこの一年の目標を設定して1年を通して進捗を追いかけるというやり方をするかもしれません。
でも、多くの人にとってこれはうまくいかないことが多いです。途中でモチベーションが下がったり、目標を忘れたり、他のことに気を取られたりしてしまうからです。
その結果、思い描いている人生や達成したいことを実現できず、自己嫌悪になってしまします。
でも、もし1年間の目標を12週間で達成できる方法があるよと言ったら、どうでしょう?
知りたいですか?
それがこの本『12週間の使い方』の内容です。
私が読んで、感銘をうけた4つのポイントを紹介したいと思います。
1. 実行力の差
この本の中心的なメッセージのひとつは、
「成功者とそうでない人の違いは知識や戦略ではなく、実行力の差にある」というものです。
知識や情報が足りないのではなく、それを継続して実行できていないことが、目標達成を妨げている最大の要因だと述べられています。
例として、アメリカ人の65%が肥満である事実が挙げられます。
痩せるための知識は多くの人が持っており、ダイエットや運動方法について書かれた本は膨大にありますが、実際にそれを実行しないため、結果を得られない人が多いという話です。
さらに、著者は「人々は知識や新しいアイデアを追い求めるが、必要なのはそれらを継続して実行することだ」と強調しています。
ポイント:最も重要なのは、知識を得ることではなく、それを実行し続ける力です。
これが欠けていると、どんなに良いアイデアや計画があっても成果を出すことができません。
2. 年間計画を12週間計画に置き換える
次に、著者が提唱するのが
「年間計画をやめ、12週間単位で目標を立てる」というアイデアです。
多くの人や企業は年間の目標を設定しますが、これは非常に時間を無駄にしてしまう方法だとされています。
年初に目標を立てても、年末が近づくまで緊迫感がなく、実際に成果を出すために本気で動くのは年末になってからというパターンが多いからです。
これを防ぐために、12週間という短い期間で目標を立て、その期間で成果を上げることを目指します。
いわゆる「締め切り効果」です。
さらに、スポーツ選手が特定のスキルを期間ごとに集中してトレーニングする「ピリオダイゼーション(期間分け)」の考え方も紹介されています。
目標を細かく分け、集中して取り組むことで、より効率的に進むことができるという内容です。
ポイント:年間目標ではなく、12週間ごとに目標を設定し、短期的な締め切りを設けることで、緊張感を持ち、効率的に成果を上げることができます。
生活を変える時に、経験する感情の浮き沈み
生活を変えようと決意をしたとき、感情の浮き沈みを必ず経験します。
生活を変えるぞと決意した時、素晴らしい未来を想像し、損失を経験していないので、もっともやる気満々な時期です。
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現実に何が必要かを知るにつれ、その変化が本当に必要か、やらなくていい理由を探し始めます
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失意のどん底に入ります。ほとんどの人がここで諦めます。
この不快感を終わらす迅速で簡単な方法があります。それが、元の生活に戻ることです。
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実行し続けることで、すこしずつ自信がついてきて、明るい未来を見え始める
成功の可能性がぐっと高くなります。
ここで重要なのは、止まらずに全力疾走です。
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成功と達成段階に入ります
ポイント:失意のどん底を乗り越えるために、明確なビジョンをもつことが重要です。
もし自分が望む未来が現在の状態よりも明らかに良いものでない限り、人はそのビジョンに向かって努力しようとしません。
ビジョンが明確であれば、日々の行動に意味が生まれ、困難な状況でも目標に向かって進むモチベーションを持ち続けることができます。
例えば、「85歳になっても子どもと遊べる体力を維持したい」という明確なビジョンがあれば、そのために毎日のトレーニングを頑張れるのです。
私は、今まで立てた目標を達成できないことにずっと悩んでいましたが、この方法を実践してみて、効果を実感しています。
良かったら、ぜひこの本を手に取って読んでみてください。
自分の人生は自分で作っていく物です。
では、またあした。
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