私は起業と子育て、家庭をバランスよく保とうと日々努力していますが、脳は一つ、心臓も一つ。だからこそ、息子が情緒不安定になると、私自身のメンタルも揺さぶられ、仕事のパフォーマンスも下がってしまいます。
最近、その原因がはっきりしました。それは、電子機器です。先週の出来事が、それを確信させるものでした。
修学旅行前のタブレット相談
先週水曜日、息子の修学旅行がありました。息子から「学校が配布しているタブレットを使って写真を撮りたい」と相談がありました。これまでもアイパッドを渡して、使いすぎてしまい、結局禁止に戻るという繰り返しをしていました。今回は慎重に、主人がタブレットを保管し、息子も二週間とても穏やかで落ち着いていました。
主人と息子は、「修学旅行だけ使っていい」という約束をしました。中学に入るとタブレットの使用は避けられないと考え、少しずつ慣らしていく計画でした。
タブレット使用後の変化
木曜日、修学旅行から帰ってきた息子は穏やかな顔をしていました。タブレットはそのまま手元にあり、一日15分という約束で使い始めました。しかし、金曜日になると、息子がタブレットで学習アプリをダウンロードし、点数が上がることで喜んでいました。その様子を見て、つい約束の15分を見逃してしまいました。
土曜日、息子に部屋の掃除を頼み、仕事が終わった後にカラオケに行こうと約束しました。息子は部屋をピカピカにしてくれて、私は本当に嬉しかったです。普段ならカラオケは避けるべきと分かっていましたが、穏やかな息子の様子に甘くなり、カラオケを許してしまいました。
アイパッドの強力な影響
カラオケの後、息子はすぐに情緒不安定になり、些細なことで切れてしまいました。土曜の夜から主人と娘が帰宅しましたが、息子はパパとも言い合いになり、話のキャッチボールができない状態に。
今回の経験で、タブレットの影響がどれほど大きいかを実感しました。私が甘かったのは、二週間穏やかだった息子の姿を見て、親子のやり取りがうまくいったことで、勝手に「成長した」と思い込んでしまったからです。
デジタルデトックスへの決意
これを機に、デジタルデトックスの本をちゃんと読むことにしました。この本には、スマホやタブレットがどれだけ子供の脳に悪影響を及ぼすか、米国の精神科医が書いた衝撃的な内容が詰まっています。
デジタル機器は子供の学力や集中力を奪い、感情のコントロールも失わせます。私の息子のように、話のキャッチボールができず、突然怒り出すような状態になるのもその影響です。親にとって、デジタル機器は簡単な解決策のように思えるかもしれませんが、子供の将来を守るためには、今の楽を優先するべきではないと心から感じました。
道のりは大変ですが、息子の未来を守るために、しっかりとデジタルデトックスに向き合っていきたいと思います。
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